人生が楽になる着物ブログ

着物やアートの視点から人生が楽になるお話をしています。

染物と織物の違い。着物初心者さん基礎知識。

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こんにちは!
工芸×最先端技術で未来を創る
未来工芸クリエイター あのね です。

高校で美術を、大学で染織工芸を勉強してきて、
現在は着物業界で働いています。

工芸に最先端技術を組み合わせて新しい価値を届けたいと思っています。

染物と織物の違い

今回は私が最もメインで発信していきたい着物についてのお話です!

着物なんて着ないよって思ったあなた!

AIだとか5Gだとか言われてる時代に伝統工芸とか古臭いと思いましたよね?

でも、こうも考えられます!

デジタルなテクノロジーがたくさんあるこんな時代だからこそ、
アナログな工芸の価値はこれからどんどん高まっていきます!
これからはアートや工芸などの人間にしかできないことの価値がどんどん上がる時代です。

これからの時代を考えるうえでも伝統工芸にも興味を持ってもらえたらと思います。

あらためまして、今回は日本人なら誰でも知っている工芸品。
着物のお話です!

着物にはいろいろな種類がありますがその分類の中でも

最も大きな分類である染物織物の違いを説明していきますね!

染物と織物の違いは柄の作り方!

着物においての染物と織物の決定的な違いは柄をどのように作っているかです!

着物は皆さん知っているように衣服なので布でできています。

布を作るためには糸を織ったり編んだりして作っていく必要があります。

着物の場合は編み物の着物はほぼないと思うので、

着物になる布は織られることで作られています。

つまり、着物の構造を考えるとすべて織物ですともいえるのですが、

今回のお話はそういうお話ではありません。

着物には染物の着物と織物の着物の二種類があります。

これはどのように分けられているかというと、

染めで柄を作っているのか、織りで柄を作っているかの違いです。

染めの着物とは?織りの着物とは?

  • 染めの着物

白い糸で生地を織りあげて、その上に染色(絵を描くなど)をすることで柄を作った着物。



  • 織りの着物

先に糸の色を染めて、いろんな色の糸を組み合わせて織り込みながら柄を作った着物。

以上のように染めの着物と織りの着物は分けられます。

基本的には染めの着物がフォーマル

織りの着物がカジュアルとは言われますが現代では必ずしもそうとは言えなくなってきています。

伝統工芸である着物の染織技術も年々進化してきており

新しい感性や発想による着物もたくさん出てきています。

ややこしいのですが、紬の生地に染めをしたカジュアルな着物などもたくさんあります。

なのであくまでも
着物は染めで柄を作った方がゴージャス感をだしたり、フォーマルな雰囲気を表現しやすい。

織物だとカジュアルな雰囲気が表現しやすく、
普段着を作りやすい。

以上のようなイメージをもってもらえたら大丈夫です。

このあたりについてはまた詳しくお話しできたらと考えています。

種類や特徴を知るとより面白くなる工芸品

今回は着物についてまったく知識がなくてもわかるように染め物と織物の違いをまとめてみました。

染物と織物の違いは

  • 柄をどうやって作るのか。
  • 先に染めるのか、後から染めるのか
  • やわらかさ、手触りの違い。
  • 染めはフォーマル多め。織りはカジュアルが多め。

以上のような部分でした。

伝統工芸と聞くと、なんとなくとっつきにくいし

難しいルールも多くてよくわからないという人も多いと思います。

私もまだまだ知らないこと、わからないことも多いです。

それぐらい工芸には長い歴史があり、たくさんの人の想いが詰まっています。

だから魅力もあるのです。

私は主に着物の勉強をしながら、

  • 着物や工芸の魅力。
  • 現代の着物文化について。
  • 最先端技術を組み合わせた新しい着物文化について。

以上のような発信をしていきたいと思っています。

このブログでは着物に少しでも興味を持ってくれる方が増えるように、

難しい染織の技術や着物の文化についてできるだけわかりやすく発信しています。

stand.fmというラジオアプリでも配信をしていますし、

Twitterでも、着物やアートで創るこれからの新しい未来について発信していますのでフォローしてもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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