aNone sOnone’s blog

工芸とアートで未来を作るブログ

自己肯定感ゼロから自分を好きになるまでの実体験

【工芸とアートで未来を創る】aNone sOnoneです。

今回は五体不満足の作者、乙武洋匡さんの本「自分を愛する力」を読んだ感想文を書きたいと思います。


自分を愛する力 (講談社現代新書)

最近は自己肯定感が大切と言われます。私にはちょうど生後6か月の息子もいるのでどうやって自己肯定感を育ててあげたらいいのかと疑問も持っていました。

そんな疑問にたいして、楽しく学べて感動する素敵な本だったので是非お勧めしたいです。

自己肯定感とは、自分で考え、自分で決断することができる力。

他人に、社会に、世界に流されるのではなく自分が思ったことを世の中に自信もって発信していける力。

私はこの本を読んだことで自分自身の人生を見つめなおすことができたので、人生を振り返りながら感想を書いていきます。

自己肯定感の基礎は環境。行動が育てる。

私は自分が好きです。ナルシストだとも思います。ぬいぐるみのアーティスト目指していて、描いた絵や作品を使ってグッズの制作と販売をホームページでしています。工芸が好きで30代妻子持ちで衰退産業である着物業界に転職するちょっと頭のねじ飛んでる人でもあります。

人生成功しているかというとまだまだですが、ものすごく楽しく生きています。なぜこのように生きていられるのか、自己肯定感はどうやって高めてきたのか。

結論は環境と行動だと思う。周りの環境、そしてとりあえずやってみるという強い意志が自分の自己肯定感を作り、支えていると思っています。

乙武さんは本の中で環境の大切さについて書いています。

両親、学校の先生。幼いころの環境の大切さを伝えてくれています。

しかし私は乙武さんとは違いました。私は子供のころから自己肯定感が高かったわけではありません。

それどころか、かなり自己肯定感の低い子供でした。そんな私が変われたのは大切な友人との出会い。そして、行動することでした。

これは人間として底辺に近かった私が、前向きに頑張れるようになるまでの物語です。

  • 自分に自信がない人
  • 自分は子供のころの環境が良くなかったと思っている人
  • 人生は変わらないと思っている人

以上のような人に読んでもらえたら嬉しいです。

子供時代の自己肯定感0

私は乙武さんとは違い、健康な体でうまれました。
両親と2人の弟のいる5人家族。

子供のころから絵を描いたり工作したりするのが大好きな男の子でした。

特別貧しくもなく、普通といわれる幸せな家庭だったと思います。

しかし、私はとにかくコミュニケーション能力がありませんでした。自分に自信もありませんでした。

基本的に過去のことはどんどん忘れるタイプなので覚えていることは少ないのですが、今でも思い出せる記憶が3つだけあります。

「あ」って言ってみて。

小学生の頃でした。教室で机に座っているとクラスの明るい女の子が急に話しかけてきました。

「あ」
って言ってみて。と女の子は言いました。

「あ。」
と私は声を発しました。そうすると女の子は

「あ。って言ったー!」と喜んで帰っていきました。

女の子に悪気があったわけではありません。きっと一人でいる私に何か声をかけようとしてくれたのだと思います。

心の中では「声ぐらい出せるにきまってるだろ。」とか思っていましたが、声をかけてくれたことは嬉しかった記憶があります。

それぐらいコミュ障でした。

親の言葉は一生残る。

うちの母は体が弱いですが、出張でほとんど家にいない父の分まで1人で男の子を3人も育ててくれました。

とても感謝していますし、休みもないぐらい働いて養ってくれた父も尊敬しています。

しかし、もともとバリバリのキャリアウーマンを目指していた母は、お見合い結婚したことで強制的に仕事ができなくなり、

その不満がずっとあったため夫婦仲はすごくいい、とは言えませんでした。

ある日の夜、父と母が喧嘩していました。

その時、母が言った言葉は忘れられません。

「 (息子三人のうち) 誰か一人でも死んだらいいんやろ!そうでもしないと家にも帰ってこないんやろ!!」

その言葉は幼い自分にとっては衝撃でした。

私も結婚して子供も産まれましたが、子供の前でこの言葉だけは言ってはいけない。そう心に刻むぐらいにはショックを受けました。

漫画家の夢を否定される。

絵が少し描ける子供はだいたい漫画家になりたいと思います。私もその一人でした。

母は芸術について理解のある人でしたが、父は完全に理系の人間で漫画家なんて食っていけないと反対的でした。

ある誕生日。プレゼントを買いに電気屋さんに行きました。父はゲームソフトでも買おうと電気屋に連れてきたのだと思いますが、
私は漫画を描くPCソフトを見つけてこれが欲しいと言いました。

父はそんなものを買うならこっちにしておけと、PCで3Dのモデリングができるソフトを持ってきました。

納得はできなかったですが、漫画のソフトは買ってもらえそうになかったのでモデリングのソフトを買ってもらいました。

1度だけ使いましたが、それっきりそのソフトは使っていません。いつの間にかそのモデリングソフトは父が三男に渡していました。

私が誕生日にもらったものなのにという気持ちはありましたが、あまり考えたくありませんでした。

私の子供時代の自己肯定感

前置き長くなりましたが、子供時代の私は自己肯定感が低かったと思います。

自分の意見を言うこともできず、おとなしく、学校でも目立たないように生きていました。

親のことはひどいように書きましたが、これくらいが普通だと思います。親だって完璧ではないです。

良くないことを口走ってしまうこともあるし、子供の将来のためを思って漫画家をあきらめさせたかったのだと思います。

自分が親になった今ならそれがよくわかります。

大学進学。友人との出会い。環境の変化。

自己肯定感が低いまま育った私でしたが、両親に一つとても大きく認めてもらったことがあります。

それは美術を勉強することです。私は美術系の大学に進学させてもらうことができました。

父としてはあまりよく思っていなかったと思います。

でも私は生まれて物心ついたころから自分の人生は美術しかないと思って生きてきました。

コミュニケーションも苦手、運動もできない、頭がいいわけでもない。図工や美術の時間だけが自分が輝ける場所でした。

子供のころから絵画コンクールなどは賞を取ってきていたこともあり、母が強く説得してくれました。

これには本当に感謝しかありません。

大学で実家を離れ、生活環境は大きく変わりました。

自分の本当にしたいことに全力を傾け、同じ目標を持つ仲間と出会いました。

毎晩のように芸術やアートについて語る日々。この時期に出会った友人は私にとって最高の財産です。

初めて自分らしく生きることができた気がしました。

私の性格が変わり始めたのもこの時です。

本音で話せる友達ができた。
ただそれだけのことと思う人もいるかもしれませんが、それだけで本当の自分を認めることができました。

友人には感謝してもしきれません。

私にとっての自己肯定感の基礎はこの時期に出来上がっと思っています。

もちろん子供のころに土台ができたほうが人生において有利だと思います。

大学時代の友人に人生経験豊富で考え方が成熟した友人がいました。

その友人を横に見ながら自分のレベルの低さを感じていたのを覚えています。

しかし、自分を肯定してもいい。自分の好きなように生きてもいいのだと気づけたので、優秀な友人に追いつくには努力するしかありません。

自分を信じることができずに、挑戦を避けてきた私には、経験値が圧倒的に足りませんでした。

社会人になって立派な社畜に。失敗経験ばかり積み上げる。

大学を卒業してからは、普通に就職しました。

もしも、今の私がそのまま大学生に戻れるのなら本気でアーティストを目指したと思います。

しかし、当時の私にそこまでの自己肯定感はありませんでした。基礎はあっても自分の力で結果を出した経験が足りなかったのです。

世の中の常識に流されるように就職しました。

・新卒入社の会社で、社長目指して頑張るが、永遠に安月給で挫折。
・マルチに誘われて、全く稼げず損だけして挫折。
・飲食店の店長を経験してマネジメントを学ぶが、頭の回転も要領も悪いため自分の能力の限界を感じる。精神的にも辛くなり逃げる。

もっとたくさんありますが、社会人になり、自分で考えて行動する中でたくさんの失敗をしてきました。

成功体験が、自己肯定感を高める。
それはもちろんだとおもいます。
しかし、失敗も成長ではあります。
行動して失敗を経験することが、自己肯定感を高めるための準備期間だと私は思います。

乙武さんの苦労に比べれば私の失敗など大したものではないですが、

そこは同じだったのではないかと思います。

本の中でもエピソードが出てきますが、両腕両足がないために普通の人ができることができない。

その壁にぶつかるたびにたくさんの失敗と挑戦をくりかえりてきたのだと思いました。

YouTubeで行動。自分で考え行動したことが結果につながる。

私は去年の年末ごろ。YouTubeでおすすめに表示された動画からビジネス系YouTuberという人達を知りました。

知識も情報もなく、ただ盲目的に頑張っていただけの私にとってこれは大きな出来事でした。

実はこの感想文も、マナブさんというYouTuberの動画をみて書こうと思いました。マナブさんのYouTubeにはいつもたくさんのことを勉強させてもらっています。

2月にはエンタメ系のYouTubeはみなくなって、ビジネス系だけ見るようになり行動を変化させることができました。

それまでの私は【素直である】ことが何より大切だと思って行動してきました。

先人が作った会社のシステム、社長や上司の言葉、自分より成功している人の言葉を信じてまず行動すること。

それが大切だと思い、思考停止してその通りに会社というシステムの中で社畜として頑張ってきました。

他人の何倍も時間をかけて、新卒のころから自主的にサービス残業したり、根性論でいくら頑張っても大きな結果には結び尽きませんでした。

今でも素直さは大切だと思っています。

しかし、今思えば、他人が作った会社の中で頑張っているだけだったから自分自身の充実感は得られなかったのだと思います。

そこにビジネス系YouTubeを取り入れて行動したとき、はじめて自分で考え、自分で行動して結果が出た実感がありました。

親でも、学校の先生でも、会社の上司でもない、社会から自分自身が認められた気がしました。

YouTubeを見て行動に移したこと。

・本当に好きなことで生きていくと決意する。
・【工芸とアートで未来を創る】を信念に掲げる。
Twitterを始める
・スキニーギニアピッグというマイナーなペットの絵を1ヶ月半で30枚描いてInstagramにアップ。
Instagramは個人アカウントとしての運用はやめてビジネス用に特化して強化する。
・ココナラというサイトでスキニーギニアピッグのペットイラストの受注始める。
・本を読む習慣を作る。
はてなブログでブログ始める。
・‪SUZURI‬というドロップショッピングサイトに登録して自分のイラストを使ったグッズ商品を販売。
・海外からの商品購入ハードルを下げるために、自分のECサイト開設。
pinterestを始める。

以上が主に行動したことですが、結果が出たこともあれば全くでなかったものもあります。

ビジネスとしての約3ヶ月半の成果は以下です。

●ブログ 
売り上げ 4円

●ココナラ イラスト受注 
売り上げ 0円

●イラストを使ったグッズ制作 
売り上げ 12,570円円 

合計売上 12,574円 利益-816円

実際に3カ月半やって現状は赤字です。

これがリアルな現状ですが、行動しなかったらこの結果も出ていません。

自分だけの力で売り上げを創れた。まだ赤字ですが、こんなにうれしいことはないです。

行動すれば行動するほど自分自身が好きになれる実感がわいてきます。
逆に行動できないときは自分に失望します。自己肯定感とは行動によって育つということを実感しました。

自己肯定感は土台を環境が作る。育てるのは自分自身の行動。

ここまで私自身の自己肯定感について分析してきました。

私はまだ自己肯定感は成長途中です。成功体験も多くありません。

しかし、一歩一歩成長してきました。

「あ」って言ってとクラスの女の子に言われていた時代を思うと大きく成長しました。

それは私にとっての成功体験だと思っています。

現在31歳。まだまだ人生楽しみで仕方がありません。

今は着物の製造販売を本業でしながら、イラストを使ったグッズの販売サイトを運営。

やっと自分らしく生きるためのスタート地点に立てました。

芸術を学んでいる学生は山のようにいるのに、アーティストで生計を立てていけるのはほんの一握り。

その状況を何とかしたい。学生のころからそう思っていました。

アートで生きれる人を増やしたい。そのためにも自分がまず成功すること。
これからAIとテクノロジーの時代だからこそ、アートと工芸の価値が上がる。
それを現実にできるように頑張っていきたいと本気で考えています。

自己肯定感についてのまとめ

  • 自己肯定感には環境が重要。基礎ができる。
  • 環境によって、自分は自分らしく生きていいんだと自信を持てる。
  • 自己肯定感を育てるには行動が重要
  • 人生の失敗は自己肯定感を育てるための準備期間
  • 自己肯定感は成功体験によって作られる。
  • 成功体験は失敗を繰り返し、行動を繰り返すことでできる。

乙武さんの「自分を愛する力」は自己肯定感とは何かについて深く考えさせられる本です。

幅広い方に是非読んでもらいたいと思っています。

自分を愛する力 (講談社現代新書)

  • 自分に自信のない人。
  • 現在子育てをしているお父さん、お母さん。
  • 部下を教育している上司の方。

以上の人にもおすすめです。

最後に私から伝えたいのは誰だって自分らしく生きれる。
自己肯定感を高めることはできるということです。こんなにコミュ障で能力の低い私でも自分を好きになれました。
環境が悪かったとあきらめない。行動が自分を変えていくと私は信じています。

今回初めて読書感想文を書きましたが、かなり楽しく書けました。

また次回おすすめの本があれば書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


着物を展示会で買うのは安いのか?

f:id:aNone:20200619215810j:plain

着物を展示会で買うのは安いのか?

【工芸とアートで未来を創る】aNone sOnoneです。

着物の業界に関わりながら仕事している私が着物に興味を持った人が失敗しない着物の買い方についてお話します。

今回はセールのようで安いと思われがちな「展示会」がどんな人に向いているかについてです。

  • 着物に興味をもった人
  • 着物の展示会に興味がある人
  • 着物を買いたいけど、どこがいいかわからない人

以上のような人に読んでもらえたらありがたいです。

結論として展示会は高い

まず結論から言うと展示会は着物がお得に買えるか?という疑問に答えるなら、いいものは高いが正解です。

これは展示会のビジネス構造によるところも多いので詳しく解説していきます。

展示会はバーゲンセールのようなものというのは間違いです。

着物の流通について

まずそもそもの着物の流通についてですが、

着物を作る職人、生産者(メーカー)→産地問屋→集散地問屋(京都)→地方問屋→売店着物を買う人(消費者)

以上の流れが一般的です。

展示会は小売店が行うのが一般的ですが、着物を作っているメーカーから小売店に商品が来るまでには約3つぐらいの問屋さんが挟まります。

メーカーで作られた着物はまずその地域の問屋さん。西陣織なら京都の西陣問屋、加賀友禅なら金沢の産地問屋さんにまず卸されます。

産地問屋さんに卸された着物はすべて一度京都に集まります。そして京都から全国へ送られます。

売店のある地方の問屋さんに卸され、そこから小売店に卸された商品を私たち(消費者)が見ていることになります。

問屋さんは商品を仕入れて、管理し、卸すことでマージンを取って利益を出しています。

そのため、売店に届くまでにたくさんの問屋さんを経由して流通が複雑になるほど着物の値段は高くなります。

この流通は物を商品として売っていれば必ずあることですが、時代の流れとともに省略されたりしている部分も出てきています。

しかし、着物業界は古い体制が残っているのでたくさんの問屋さんが挟まるこの流通が色濃く残っているのが現状です。

着物の値段が高くなりやすい原因の一つにこの昔からの流通システムにあります。
現在は飲食店でも生産者から直接食材を仕入れていい食材を安く仕入れたり、
大手のファッションブランドだとユニクロのように自社で工場を持って生産し、自分で店舗も持って小売りをすることで価格を下げている企業もあります。
スーパーでも自社ブランドの商品は安かったりするのは流通による経費が掛からないからですね。

着物にはたくさんの職人さんの熟練の技術がつかわれていています。そのため高価になるものが多いです。
安い賃金で働かされれば職人の生活はできなくなりますし、技術の継承もできません。技術やクリエイティブな仕事には正当な対価が必要です。
ビジネスである以上、どこにお金をかけてお客様にどんな商品をどんな方法で届けるのか、業界が変わっていかなければいけない部分も多いです。

展示会の商品は借りているからより高くなる。

さて、着物の流通について大きな流れがわかったところで、展示会についてさらに深堀りしていきます。

展示会では通常の呉服店(小売店)に置いている商品だけでは商品の種類も数も足りないので、たくさんの商品を集めます。

その時に小売店は商品を仕入れて買ってくるのではなく、借りてきています。

売店も展示会のためにたくさん商品を買って仕入れても、売れなければ大量の在庫を抱えるためリスクになります。

そうならないように商品を問屋さん経由でメーカーから借りてきます。

ただし、メーカーも売れなければ返品されるリスクがあるので通常の価格と同じ値段では貸せません。

問屋:たくさん仕入れたいんだけど、在庫残るのは困るから商品買うんじゃなくて貸してくれないかな?
お客さんが買ってくれたらお金払います。

メーカー(生産者):うーん。買ってくれるなら10万だけど、貸す場合は売れなかったら返品されちゃうのか。こっちにもリスクあるから12万円なら貸すね。

問屋さんと以上のようなやり取りをすることになります。

このやり取りを産地問屋→集散地問屋→地方問屋と繰り返していくので仕入れている商品よりも借りている商品の方が流通のコストが高くなります。

こういう理由があるので、展示会で販売されている着物は通常販売されている着物よりも割高になることが多いのです。

展示会の目玉商品。安い着物には理由がある。

いやいや、展示会にも実際に安い着物とか売ってるから必ずしも高いものばかりじゃないという人もいるかもしれません。

実はそこにもちゃんと理由があります。

展示会で目玉商品になっている安い着物はデパートの在庫処分品と同じです。

着物は洋服のように消費の回転が速いものではありません。

そのため作られてから何年も問屋さんのなかで在庫として眠っていたり、小売店でも10年近く売れ残っている商品もあります。

そういった在庫品を展示会に並べることが多いです。

もちろん古いからといってすべて悪いものではないので掘り出し物がある可能性はありますが、値段が安いことにはちゃんと理由があります。

これは別に着物業界に限ったことではないですが、安くなっているものには必ず理由があります。
ビジネスである以上価値があるのであれば普通は安く売ったりしません。物販の場合は在庫を管理するのにも経費が掛かります。安くしても売ってしまいたい。
安い値段目当てで来るお客さんを集めたいので安いものを置いているのです。

展示会にかかる経費と着物の価格

展示会はイベントなので、規模にもよりますが会場を借りる費用や芸能人などを呼んだりと別の費用が掛かることもあります。

そういった広報や集客のためにもお金がかかっているのでその分も着物の値段に上乗せされています。

こうやってビジネスの構造を考えていくと展示会で販売している着物がお得ではないことが多いことがわかってくると思います。

さらに、着物の場合は生産者であるメーカーに販売価格を決定する権利はありません。

メーカーは問屋さんに出荷する金額は決めることができますが、実際に店頭で販売する価格は決めれません。

販売価格は小売店が決めます。そのため、メーカーの人間がみても驚くような値段がついた帯や着物も存在したりします。

200万ぐらいの高い値段をつけてある着物を販売会で着つけられて、「気に入って買ってくれるなら90万まで下げます!」みたいにあり得ない値下げが行われたりもします。

これはものすごくお得に見せているだけで、実際はそんなにお得ではありません。

適正価格がわかりにくいので知識がないまま、言われるままに買ってしまうともったいない場合もあります。
ただし、これは一部の良くない呉服屋さんがやっているだけなので、もちろん良心的ないい呉服屋さんもたくさんあります。

そのため、信頼できる呉服屋さんを見つけることが着物を買ううえで、とても重要になってきます。

展示会のメリット

ここまでの内容だと展示会にメリットなんて何もない。

高いし、売りつけられるからよくない!と思うかもしれませんが、メリットもあります。

それはたくさんの着物が一か所に集まっていることです。

着物は洋服のように大量生産していないものが多いです。

作っているメーカーの規模やブランドにもよりますが、色のバリエーションを含んでも日本に50本ぐらいしかない帯や、作家さんの1点もの着物なんてものもあります。

着物の場合は気に入ったものに出会えるかどうかがすごく大切です。そのためにはたくさんの着物と出会う必要があります。

高い買い物なので興味があるものすべて買っていたらお金がいくらあってもたりません。

着物は恋愛に似ているという話がありますが、まさにそうだなって思います。

たくさんの異性に出会ってみないと自分にふさわしい人なのかわかりません。

そういう意味ではいろんなお店の着物が集まる展示会は恋愛でいうと、婚活パーティーみたいなものかもしれません。

たくさんの着物を集めて出会いの場を提供してくれているので、その分費用は掛かります。しかし、たくさんの着物と出会うことができるので運命の着物に出会える可能性は高いです。

展示会のいい点、悪い点を知ったうえでうまく使う。

結論として、展示会はいいものは高い値段で販売されています。

展示会におすすめな人

  • 着物にはお金をかけてもいいものが欲しい人
  • 本当に自分の好みに合った着物をたくさんの中から見つけたい人
  • 自分で好きな着物とそうでない着物が判断できる。
  • 着物について最低限の知識がある。

販売員の意見に流されないくらいの知識があって、ある程度お金をかけれる人にはおすすめ

展示会がおすすめでない人

  • 着物の初心者さん。
  • 着物の知識がない人。
  • 自分で良しあしが判断できない人。
  • おすすめされたときに断るのが苦手な人。

お金を出せば物はいいものが買えるかもしれないが、好みのものが選べなかったり、言われるままに買ってしまって後悔する可能性があるのでおすすめできません。


昔のネットの記事などを読むと展示会での強引な販売や、販売員の失礼な態度などに対する怒りや悲しみの文章がたくさんあります。

着物を売る側はまだまだ改善が必要です。お客様に安心して購入できる場所を作ることがこれからもっと求められていくと思います。

着物を買う側も、どういうところに買いに行くのか、自分の求める価格帯やジャンルに合っているのか勉強する必要があります。

商店街にある服屋さんと都会の駅前ビルに入ったブランド店では置いてある洋服も、来るお客さんも、接客の仕方も違います。

洋服ならわかるのに、和服だとお店の違いがわからないのが現状難しいところです。

情報が少なくて知らないがために、悲しい思いをしたり、着物を嫌いになったりする人もいます。

そういった人が一人でも少なくなるようにこれからも情報発信していきたいと思います。

最後まで読んでもらってありがとうございました。

これからも工芸や着物について記事を書いていきたいと思うので覗いてもらえたらうれしいです。

着物の魅力が伝わる漫画紹介記事
「恋せよキモノ乙女」
anone4sonone.hatenablog.com
「チマちゃんの和箪笥」
anone4sonone.hatenablog.com

普段着物について語った過去記事。
anone4sonone.hatenablog.com

anone4sonone.hatenablog.com

風呂敷の魅力紹介記事
anone4sonone.hatenablog.com


「着物が着たい!」は変なのか?実体験で感じた着物の壁

f:id:aNone:20200609034140j:plain

着物を着るのに立ちはだかる障壁 3つ

【工芸とアートで未来を創る】aNone sOnoneです。

今回は私が着物を着たいと思い立った時につき刺さった三つの視線についてお話します。

私が着物を着たいと思って感じた三つの視線。

  • 世間の目

着物を着ているだけで目立ってしまう。恥ずかしい。

  • 家族の目

普段着物への理解が難しい。へんな人と一緒だと思われたくない

  • 着物警察の目

着物のルールが厳しい

以上の三つの視線が私が着物を着ようと思い立った時に感じた視線です。

どれもなかなかダメージがありましたが、

現在はなぜそのような視線が向けられるのかを理解したうえでさらに着物が着たいという気持ちは強くなっています。

着たいものは着たいのです。その自分の気持ちに蓋をしないで自信を持ってください。

今回は現在着物業界のお仕事にもかかわっている私が着物を着たいと思った時の実体験を交えて話していきます。
心が折れそうになりながらも、着物好きに一歩踏み出すまでの物語です。

  • 着物に興味がある人
  • 着物を着たいけど恥ずかしい人
  • 周りから反対されて心折れそうな人

以上のような人に読んでもらえたらありがたいです。

着物が目立つ。「なんで着物なの?」

着物を着ようと思って一番最初に立ちはだかる壁は外に着ていく恥ずかしさです。

じろじろ見られるかな?目立つかな?恥ずかしいかな?

そんな風に思うなら着るなよ。っと聞こえそうですが、慣れないことをするのは勇気がいります。

しかも世の中のほとんどの人が洋服を着ている中で、あえて着物を着る。

周りと違うことをするのだから誰だって勇気が必要です。

私も何でもない日に浴衣を着てスーパーに買い物に行くだけでめちゃくちゃドキドキしました。
そんなに都会でもなく、夜も遅かったので人通りは少なかったですが、冒険でした。

目立つだろうか、レジとかで驚かれるかな?とか思ってましたが特に何もありませんでした。
いつも通りの道を歩き、いつも通り買い物をしてお会計して帰りました。
誰も私がどんな服着てるかなんて興味ないし、見てないやろー!自意識過剰やったなっていうのが素直な感想でした。
逆に気合入りすぎてて恥ずかしかったです。

その後、部屋着は浴衣。近所の買い物やお出かけもすべて浴衣や着物で出歩くとすんなり慣れました。

超能力で通行人の心が読めるわけではないので、真実はわからないですが、ほとんどの人はすれ違う人が何を着てるかなんて興味ありません。

そう思えたとき1つ目の視線の壁は突破しました。

家族の理解。「恥ずかしいから辞めてほしい。」


次に感じた壁はなかなか手ごわいです。

それは家族に理解してもらうことです。

今まで普通に洋服を着て過ごしていた人が、急に着物や浴衣ばかり着るようになったら家族は驚きます。

通行人は他人なので気になったとしてもわざわざ声をかけてきたりしません。

そんな人もいるんだろうなーぐらいで終わりです。

でも家族となると違います。

なんで着物なの?着ないでほしいというようなことを言われることもあるかもしれません。

正直最初にそのようなことを家族から言われたときはとてもショックを受けました。
なんで好きな服を着ることすら許されないのだろう。
洋服なら、みんなが着ているような服なら何も言われないのに
和服だとダメな理由って何だろうと。
なんでわかってくれないのだろうと独りよがりなことを思いました。

しかし、家族としては

  • 近所でうわさになるかもしれない。
  • 着物や浴衣で出歩くなんて目立って困る。一緒に歩けない。
  • 自分も同じように見られるかもしれない。

以上のような気持ちになるかもしれません。

これはちゃんと考えれば当たり前の気持ちです。

着物を着ようと決心して外へ出たとき、とても勇気がいりました。
変に見られないか心配になりながらも行動したから、今の自分があります。
世間の視線を超えて自分らしく生きれるように変化できたのです。

でも家族はそんなの知りません。

一人で自分らしく生きる!と勝手に進みだしても家族はついていけるはずがありません。

だからこそ家族の気持ちも大切にしてあげなければいけません。

家族が見てもかっこいいと感じてもらえる着物の着方を目指していく必要があります。

私の場合、やりたいと思ったらすぐやらないと気が済まないので、とりあえず持っていた浴衣3着をずっと着まわしていました。
サイズも体に合っていないし、帯もヘロヘロでだらしない帯しかなく、着姿は決してかっこいいとは言えませんでした。
誰でも最初は初心者です。洋服は30年ぐらい着てきましたが、和服はほとんど着てきていません。
だから上手に着れなくて当たり前ですが、その格好で外に出れば家族が恥ずかしく思うこともわかりました。

そこでアンティークのウールの着物を詰め放題のセールで買って、帯もAmazonで注文しました。

ウールの着物で新しく買った帯を締めると着姿も少しすっきりとしてきれいな着姿に近づきました。
現状その着物コーディネートは家族からも認めてもらえているのでちょっとカフェに言ったり、食事に言ったりするときに着たいと思っています。

分厚いウールの真冬用着物なので、真夏の今は着れないですが、次着れる時を楽しみにしています。

現代では着物は固定観念や間違ったイメージが広まっています。

  • 着物は礼装。普段着ではない。
  • 普通の人はみんな洋服を着ている。

これは着物業界が洋服の普及した時代に、洋服と共存することができず、礼装としての着物を打ち出して生き残る戦略をとったために起きています。

昔はみんな普段着として和服を着ていましたが、今は何でもないときに着物を着たら「どうしたの?」と思われてしまうのが現実です。
それは着物が普段着としての地位を洋服に奪われてしまった歴史があるからです。

実際に洋服の方が利便性が高かったり、形も素材もいろいろで魅力的な部分はたくさんあります。

洋服が悪いわけではなく、着物は時代の変化に対応しきれなかったとも言えます。

この事実は、すぐに変わることではありません。

しかし、着物もファッションです。普段着として着物を着る人が増えれば偏見も誤解もなくなっていきます。

今は着物業界で働きながら、洋服にはない着物の魅力を広め、着たい人が好きなように着物を着て楽しめる未来を目指しています。

着物警察「その着方は間違っている。」

もう一つの壁は着物警察と呼ばれる人たちです。

今はコロナで自粛警察が話題になっていますが、着物警察は正しい着物の着方をしていない人に難癖をつけたりする人達のことを言います。

着物警察については私が直接言われたりしたわけではないですが、着物業界で働いていて思ったことがあります。

着物警察とはものすごく着物に詳しくてなおかつ、伝統を大切にしている人が多いです。

それ自体はとても素晴らしいことなのですが自分が詳しいからといって、他人の服の着方にいちいち口出しするのは少し違う気がします。

着物の難しいところなのですが、着物の格。帯の格。素材や模様によって着れる場所や時期が決まっています。

着物の格については過去記事で簡単にまとめてるので気になる人はこちらもどうぞ
anone4sonone.hatenablog.com


洋服でも真冬に半袖はおかしかったり、真夏にダウンを着たりマフラー巻いてたら変に見えるのと同じなのですが、

着物を着始めた初心者にはなかなか難しいです。

正直なところ好きな時に 好きなものを 好きなように 着たらいいのですが、伝統を大事にする衣服でもあるのでそうはいかない部分もあったりします。

コートの話があるのですが、基本的に着物を外で着るときはコートもしくは羽織が必須とされています。真夏であってもです。一部例外もあります。

コートは訪問先についたら脱ぐのですが、羽織はそのまま部屋に入ることができます。

これだけ聞くとなんで?ってなりますよね。

ルールだけ押し付けられると初心者としては疑問だらけですが、
帯のお太鼓*1やお尻の部分を見せるのは、はしたない。
また、コートはチリ除けの役割があって、訪問先にチリやホコリを持ち込まないように外では必ずコートを着て、玄関で脱ぐというルールがあるそうです。
そうやって聞くと日本人の相手を思いやる気持ちや奥ゆかしさが感じられてその文化自体も素敵に感じます。

もちろん私もコート着たほうがいいとは思うのですが、時と場合によるとも思います。

そもそも現在の着物の着方は昔と比べると変わってきています。

洋服がまだなかった時代はもっと着物はラフでカジュアルに着られていました。

それが時代の変化に合わせて今の形になってきているのです。

昔からの考え方、文化があるのが着物の魅力でもありますが、これからの若い世代が作っていく新しい着物文化も未来の伝統です。

すべてルールで縛ってしまうと新しい文化は生まれません。

着物は難しい。とっつきにくいとなってしまうと着る人が増えず、着物は衰退します。

古い考え方を取り入れつつ、新しい感性を取り入れれたらよりよい着物の未来が見えてくるのではないかと思っています。

着物が着たいは変じゃない!堂々と楽しく着物を着る未来へ

ここまで着物を着たいと思ったときに感じた壁についてお話してきました。

  • 世間の視線。

周りと違うことをすることは勇気がいります。でもそんなに気にされていません。

何を着ようと自由です。

みんなと違うことを主張すると同じ気持ちを持った人が集まってきます。

  • 家族の視線

自分らしく生きることは素晴らしいことですが、なんでも自由にすればいいわけではありません。

ファッションなのだからみっともない恰好はダメです。

着物の良さを伝える努力をしましょう。家族が見ても素敵と思えるような着姿を目指しましょう。

  • 着物警察の視線

着物は伝統だからこそいろいろなルールがあります。

もちろん古くからの考え方から学べる部分もあります。

否定するのではなく、古い考えも新しい感性も認め合うことが大切です。

着物を着たい!そう思えたことはとても素敵なことです。
でも着物を実際に着ようと思った時、着ていく場所がないとか、
うまく着れないから外には出れないという意見を職業柄よく聞きます。

私もそうでした。着物のハードルは、なかなか高いです。

着ようと思ってすぐ着れるものではないのが現状かもしれません。

でも、着物を楽しんでいる人はたくさんいます。

その中にはフォーマルな着物を着る人もいれば、お稽古で着ている人。

週末のお出かけで着ている人、洋服と着物を合わせてカジュアルに着る人。

いろんな人がいます。

着物も衣服です。あなただけの着方があってもいいんです。
それが新しい伝統になり、着物文化の未来を創ります。心が折れそうになった時にそんなこと書いてた人がいたなぁって少しでも思い出してもらえたらうれしいです。

私はまだ冬着物しかもっていないですし、着物業界のお仕事にもかかわっていますがまだまだ未熟です。

自分で満足に着物を着ることすらできません。

でも着物が好きで、着物が文化を守り、発展させていきたいと本気で思っています。

  • 職人さんの技術の価値を高めて、後継者の育成。
  • より安心して着物が買えるようにしたい。
  • 着物の魅力を広めて、着物人口を増やしたい。

まだ自分の影響力は少ないですが、まずは着物たくさん着て楽しみながら

頑張っていきたいと思います。

最後まで読んでもらってありがとうございました。

これからも工芸や着物について記事を書いていきたいと思うので覗いてもらえたらうれしいです。

着物の魅力が伝わる漫画紹介記事
「恋せよキモノ乙女」
anone4sonone.hatenablog.com
「チマちゃんの和箪笥」
anone4sonone.hatenablog.com

普段着物について語った過去記事。
anone4sonone.hatenablog.com

風呂敷の魅力紹介記事
anone4sonone.hatenablog.com



*1:女性の帯を背中で結んだ部分

着物漫画が話題!おすすめ作品【恋せよキモノ乙女】

【恋せよキモノ乙女】着物漫画がいま話題!おすすめ

【工芸とアートで未来を創る】aNone sOnoneです。

ぬいぐるみアーティスト目指しながらアートや工芸のブログを書いてます。

今日は話題の着物漫画【恋せよキモノ乙女】を紹介していきます。


恋せよキモノ乙女 1巻: バンチコミックス

キャラクターが着物を着ている漫画はたくさんありますが、

着物自体をテーマにした作品はあまりないです。

そんな中、着物のコーディネートや知識を学びつつ、

恋愛漫画としても、旅行漫画としても面白いすごい作品を見つけたのでおすすめしていきます!

  • 着物に興味がある人。
  • 着物のコーディネートや知識を知りたい。
  • 着物を着ていくお出かけスポットを知りたい。
  • 着物業界で働く人

以上の人におすすめです。

週末に着物でお出かけするのが好きな主人公

主人公のモモちゃんは会社で受付をしていて、すこし控えめで、恋愛にもちょっと奥手な普通の女の子。

そんな彼女が一つだけ人と違うのが週末に着物をきてお出かけすること。

モモちゃんは着物を着ることで普通の女の子から特別な女の子に変身します。
着物の着付けシーンはまるで魔法少女の変身シーンのように美しく、丁寧に描かれています。

普通の女の子がおばあちゃんから受け継いだ着物に袖を通すことで、魅力的な女性になっていく。

着物女子のモモちゃんが週末のお出かけの中で恋をしたり、

自分の将来について考え、成長していく物語です。

着物の豆知識が一話ごとにあってとても魅力的。

着物女子の恋愛模様が中心に進んでいくので、会話の中にも着物の知識がちりばめられていています。

また、一話ごとに主人公のコーディネートの解説と季節の着物の選び方が載ったコラムがあり、これがものすごく勉強になります。

これから着物を着たい人にも、もともと着物好きの人にもおすすめ。

着物に興味があるけどなにから勉強したらいいかわからない場合の入門書としてもすごく優秀ですし、
着物や帯の柄にまつわる歴史や意味などの情報。この時期に着るのはどんな着物がいいのかなどとても詳しく書かれています。
こういった知識も学べるタイプの漫画は情報量が薄かったりすることもあって詳しい人には物足りない部分があったりしますが、このコラムは情報が濃いのでとても面白いです。

実はこのコラムの解説は着物スタイリスト・きものlifeコンサルタントのコバヤシクミさんが担当しています。
着付けについてのイベント、雑誌やテレビでの活躍もしていて、和装ブランドのプロデュースなどもしている方です。
profile.ameba.jp

漫画としても面白いのに、コラムも有益すぎるところが【恋せよキモノ乙女】のすごいところ。

実際の観光スポットが出てくるので世界に引き込まれる。お出かけしたい!

モモちゃんは大阪に住んでいるのですが、お話は関西周辺の実際のスポットにお出かけしながら進んでいきます。

毎回新しい場所が舞台なのでいろんな観光地やお店が知れて楽しい!

特に関西周辺のスポットなので、関西に住んだことのある人が読むと、ものすごくテンション上がります!

私も10年ぐらい関西に住んでいるので、知っている観光地や仕事してた場所のすぐ近くが舞台になっていました。

モモちゃんの世界と自分の世界が繋がって一気に作品の世界に引き込まれました!

関西に住んでいない人はどう感じるのか調べてみると、素敵なところがあるんだなぁっと観光本を見るように楽しんでいる人もいるようでした。

着物を着たモモちゃんがお出かけした場所に自分も行ってみたい!同じ場所に着物を着て出かけてみたい!と思わせてくれるのもこの漫画のすごいところ。

漫画の中でモモちゃんはお出かけする場所や用事に合わせてコーディネートを考えているので、実際に自分のコーディネートを考えるうえでも参考になるんです。

もちろん、着物の着方は人それぞれに個性もあり、モモちゃんのコーデは少し若い人向けという意見もあるようです。

しかし、着物をどうやって選んだらいいのかわからない。どんなことを考えてコーディネートしたらいいか悩んでいる人にはすごく参考になる部分は多いと思います!

私は男性なので、モモちゃんのコーディネートはそのまま参考にはできないですが、

お出かけ先に合わせながら自分の思いも表現するコーディネートから学べることはとてもたくさんありました!

以下に漫画に出てくるスポットの一部をまとめてみたのでもしも知っている場所や気になる場所があれば実際に漫画でどのように描かれているか確認してみてね!

大阪
中之島図書館/ 徳田酒店(京橋)/ 阪急うめだ本店
京都
六曜珈琲店/カカオマーケットバイマリベル/ 下鴨神社
滋賀
びわ湖大津館/日吉大社/ミシガンクルーズ
奈良
おふさ観音/春日大社/ミアズブレッド本店
兵庫
芦屋市谷崎潤一郎記念館/神戸にしむら珈琲店/みなとこうべ海上花火大会
和歌山
めでたいでんしゃ/ベーカリーテラス ドーシェル/ 食堂ことぶき

東京国立博物館とコラボ

なんと【恋せよキモノ乙女】は東京国立博物館のきもの展とコラボもしています!

コラボ限定のカラー漫画や塗り絵企画も開催されていて、人気の高さがわかります。

きもの展は、国宝や重要文化財の展示もあり、安土桃山時代から現代までの着物の魅力と歴史を学べるとってもな豪華な展示になっています。

ちょうど新型コロナウイルスの関係もあり開催延期になっていましたが、

会期:2020年6月30日(火)~8月23日(日) 東京国立博物館 平成館

以上の日程に変更になっています。
※会期等は今後の諸事情により変更なっている可能性があるので必ず公式サイトで確認をお願いします。
kimonoten2020.exhibit.jp

YouTubeでも人気の着物スタイリストさんがコーディネートを監修

先ほどコラムのところで紹介したコバヤシクミさんの他にも有名なスタイリストさんがコーディネートを監修しています。

青文字系着物スタイリストうさこまさんです。

うさぎ小町というアンティーク着物を扱う着物店を運営しています。

いろんな方がコーディネートを監修しているのでモモちゃんの着物も正統派なものから個性的なものまで、素敵なコーディネートが多いんですね。

うさこまさんが【恋せよキモノ乙女】について発信している動画はこちら
youtu.be

【恋せよキモノ乙女】まとめ

着物の魅力を可愛らしい絵柄でとても美しく描きながら、知識も学べて、実際に自分が着るときの参考にもなる漫画。
ありそうでなかなかないので、こういう作品があると着物を着たいと感じる人も増えると思います。
現代の生活の中で着物を楽しむ女性を丁寧に描いています。
着物に関わる業界の人にも是非読んでほしい一冊。これからの着物の可能性が詰まっています。
このまま盛り上がってドラマ化とかしたらよりたくさんの人に魅力伝わると思うのですごく応援したい作品です。

  • 週末に着物をでお出かけが趣味の普通の女の子が主人公
  • 物語の中の豆知識と着物コラムがとっても有益
  • 実際の場所が舞台なので親近感
  • 実際にお出かけする時にコーディネートが参考になる
  • 有名な着物スタイリストさんが監修
  • 現代の着物女子を丁寧に描いた話題作

【恋せよキモノ乙女】は電子書籍でも紙の書籍でも読めます!気になった方はこちらへどうぞ!

恋せよキモノ乙女 1巻: バンチコミックス

関連記事紹介
  • 作者の山崎零(やまざき ぜろ)さんは芸術大学日本画を勉強されていた方です。

インタビュー記事はこちら
co-trip.jp

youtu.be




夢のために行動するパンダキャラクター作家【手作り&工芸作家さん紹介】

夢に向かって行動するパンダキャラクター作家【手作り&工芸作家さん紹介】

【作家さん紹介シリーズ】です!

科学技術(テクノロジー)が急速に発達する現代では、人間にしかできない技術の価値が高まっています。

そこで、伝統工芸、クラフト、アートの魅力を広めていくことを目指しているこのサイトでは、作家さん紹介をスタートすることにしました!

  • どんな作家さんがいるのか知りたいな。
  • どんな活動をしているの?
  • どうしたら手作りや工芸を仕事にできるの?

こんな疑問に答えていきます。

たくさんの魅力的な作家さんを紹介していくので、いろいろなジャンルの作家さんや技術の魅力について知ってもらえたらと思います。

キャラクターを商品化したい!夢のためにどんどん行動。

本日紹介するのはパンダのキャラクター作品を陶器で制作しているaimiさんです!
陶芸やアクセサリー制作。ライン絵文字も作っています。

こんにちは。aNone sOnone‘s blogを運営しているaNoneです。

ninkimonopandaことaimiです。パンダのキャラクターを使った陶器やアクセサリーを制作しています。

aimiさんの作品はこちら

f:id:aNone:20200520153835j:plain
ニンキモノパンダの陶器作品
f:id:aNone:20200520153917j:plain
aimiさんのアクセサリー作品

パンダの陶器もアクセサリーもすごく可愛らしいですね!作品を作ろうと思ったきっかけとかありますか?

こどもの頃から自分のブランドや、キャラクターを商品化したいと思っていました。陶芸と出会い、作りたいものが具現化できるようになった時に本格的に作家活動を始めました。

夢に向かって興味のあることはどんどんチャレンジ&研究してきました。勢いで中型(バイク)の免許をとったこともあります(笑)
ありがたいことに、現在それほど営業活動はしていないんですが、お世話になっている雑貨屋さんたちがイベントに誘ってくださったり、お仕事を持ってきてくださっています。私を選んでわざわざ声をかけて下さったということなので、基本きた仕事は断らずなんでも挑戦します。

まず行動することが夢を形にするために大事なことなんですね!

aimiさんの作品への思い

f:id:aNone:20200520164145j:plain
aimiさんの陶器制作風景

どんな思いをもって作品の制作していますか?

使ってくださる人が笑顔になったり、気分が上がることを念頭において制作しています。

生活必需品と違って、器もアクセサリーも生きていく上で絶対に必要ではありません。

しかし、日常を豊かにしてくれるアイテムです。作品を選んで下さった方々の毎日に花を添えられたら幸いだと思いながら制作しているとお聞きしました。

器は動物がモチーフでパンダがメイン。アクセサリーは大人(ママ)がつけやすいクラシックなものを意識して作っています。

チャレンジ&研究。なんでも挑戦する。

パンダをメインに制作しているのは何でですか?

パンダのキャラクター、ニンキモノパンダは実はPCのデザインソフト、イラストレーターで絵を描く練習でうまれたキャラクターです。
人気だと商品化されるTシャツデザインのサイトがあって、
そこに毎週応募していました。
鳥についばまれるパンダの絵が人気で、タイトルを「ニンキモノ?」にしていたことから、サイトをみていた人がニンキモノパンダと名付けてくれました。
陶芸を本格的にやるようになった時期と重なり、自然と陶芸でも作るようになった感じです。まわりの反響がよかったので続けて作っています。

公募のサイトに毎週応募する行動力と試行錯誤を繰り返した結果

ニンキモノパンダのキャラクターが誕生し、今もたくさんの人の食卓で幸せを届けているんですね。

現在は雑貨屋さん等の委託販売もされていると聞きました!
どういった経緯で販売先が見つかったのでしょうか?

初めはフリマとかで販売していたのですが、
商品量もたくさん用意しなきゃいけないし、大変だなぁと思っていた時に雑貨屋さんでの委託販売を考えました。

ちょうど雑貨屋さんブームでmixi全盛期でした。企画展での作家募集を、中崎町 カエル雑貨のひより。さん(当時は和POP雑貨屋さん)がされていて応募したのがはじまりです。
その後色々企画展に参加し、常設作家になり、実績をつんでいくうちに、水戸lollipop cowboyさんや、関西つうしんさんでも常設頂けるようになりました。ありがたいことに子供が産まれるまでは、個展も毎年させていただいていました。

行動力がすごいですね!可愛いパンダ作品の魅力もあってたくさんの人に求められる作家さんになっていったんですね。

aimiさんの最新作品情報などはこちらのTwitterInstagramから見れます!

今日は紹介しきれなかったとっても魅力的なパンダの器もたくさん載っているので是非チェックしてみてくださいね。
twitter.com

www.instagram.com

夢に向かってまず行動することが結果につながる。

今回はパンダのキャラクター作家 aimiさんの紹介でした。

  • 子供のころの夢。キャラクターを商品化したいを実現。
  • 興味を持ったことにはどんどん、挑戦&研究。
  • イラストを毎週応募し続けたことで産まれた【ニンキモノパンダ】のキャラクター。
  • 考えたことをすぐ行動に移すことで、たくさんの人に笑顔を届ける作家さんに。

夢に向かって頑張ること、行動することで叶えていく。

すごく努力家でセンスのある方です。

aimiさんの作品には自分のキャラクターを形にしたい!商品化したい!

そんなまっすぐな想いと、

お客様に笑顔になってもらいたいという気持ちがこもっています。

これからさらに作品制作頑張っていきたいととても意欲的な作家さんです!

minneにて陶器の作品、メルカリでアクセサリー作品の販売しています。
minne.com

アクセサリー販売ページ【メルカリ】
https://www.mercari.com/jp/u/145548932/

また、なんとLINE絵文字も作っているので、
可愛いパンダの絵文字をこちらからチェックしてみてね!
store.line.me

aimiさん 経歴
  • 陶芸教室の事務兼デザインスタッフとして就職し、働く中で陶芸講師になりました。在職中に作家活動もスタート。
  • 11年勤務し、出産を機に退職。
  • 現在2児の子育てをしながら、自宅のアトリエにて作家活動を続けています。






アートでつながる輪と生きがい。【手作り&工芸作家さん紹介】

アートでつながる輪と生きがい

【作家さん紹介シリーズ】
今回はテキスタイルアーティストさんの紹介です。

科学技術(テクノロジー)が急速に発達する現代では、人間にしかできない技術の価値が高まっています。

そこで、伝統工芸、クラフト、アートの魅力を広めていくことを目指しているこのサイトでは、作家さん紹介をしています!

  • どんな作家さんがいるのか知りたいな。
  • どんな活動をしているの?
  • 現在、芸大生の方や芸大に行こうと考えている人へ

以上の人におすすめ。

たくさんの魅力的な作家さんを紹介していくので、いろいろなジャンルの作家さんや技術の魅力について知ってもらえたらと思います。

作り続けることが繋がりになり、生きる力になる

本日紹介するのはテキスタイルアーティストの大野学さんです!

こんにちは。aNone sOnone‘s blogを運営しているaNoneです。

大野学です。布を素材とするテキスタイルアートというジャンルで作品制作しています。

大野学さんの作品はこちら

f:id:aNone:20200520152800j:plain
大野学さん テキスタイルアート作品 title【nano】

質感が魅力的ですね!これが紙と布でできているとは驚きです!

テキスタイルアートとは繊維状の素材を使ったアートのことを言います。

糸や布に限らず、細長い繊維のようなものであれば針金や紙、コードなど何でも素材になります。

また、日本の工芸である染め物や織物。電車のシートや絨毯などもテキスタイルに含まれます。

作品を作り続けている理由は何ですか?

美大を卒業し制作から離れていく人もいる中で、自分は作品を作り続けようと決めていました。
そう思うようになったのは、学生の時に恩師が「作品を作る事は生きる力になる」と仰っていた事に影響を受けたのだと思います。
何が起こるか分からない決して楽しいことばかりの毎日ではないですが、自分の作品の世界に没頭し、発信することで人との繋がりが生まれること。それが私にとって日々のささやかな楽しみであり生きる糧になっていると感じています。

アートで繋がる人たちが生きがいであり、作り続ける理由なんですね。

大野学さん 作品への思い。

どんな思いで作品を制作していますか?

私の作品は白生地にデジタル画像や写真を転写プリントしたものや、掛け軸に用いられる金襴(きんらん)*1などをカットし再構成する手法で作品を作っています。染織の技法や柄、布の質感といったテキスタイルにしかない魅力を伝えたいです。

f:id:aNone:20200520152749j:plain
title 【零れもの】

布を切る・布を縫う・布を組む等の機械にはできないアナログな行為による作品表現。

もともとデジタルで制作した画像を布や紙という媒体に落とし込み、手で再構成することによって布の質感を美しい存在に昇華させています。

作り続けることで出会う人たち

作品を展示すると色んな方が見に来て下さります。
何年かぶりに会う友達、学生時代の先生。年齢を問わず、親子や学生からお年を召された方まで。
他にも芸術関係者やそうでない方、厳しい意見を下さる方や絶賛してくださる方。
そういった方とお話しして改めて自分の作品を考えるきっかけになったりするので、展示期間中はなるべく多くの方と接するようにしています。

f:id:aNone:20200521092724j:plainf:id:aNone:20200520152736j:plainf:id:aNone:20200520152725j:plain
左から title【組み換える/recombination 01】【alternate】【atmosphere】

小さい頃から絵を描くのは好きで、父が職場から持って帰ってきた大量のざら半紙に時間忘れて絵を描いていました。
その一方で嫌いなこと、人と同じことを避けて生きてきたように思います。
高校卒業までは学校とか授業とか苦手なことも多かったですが、美大に入学し同じ志を持つ仲間と毎日意見しながら課題に取り組む時間は最高でした。
今でもその時の繋がりは大事にしていますし、これからも続きます。
前提として価値観や考え方は100人100通りだと思っています。
なので私はあまり人の意見を否定しないし、人に意見を言えないのですが。
ただ、人生は楽しい方が良いし、人は優しい方が良い。
そして楽しいことは自分で探していかなければいけないと思ってます。


自分ひとりではなく、作品と向き合う人がいてくれるからこそ

自分を見つめなおし、さらに作品作りを進める力になります。

大野学さんはテキスタイルアートの魅力が伝わるよう精力的に活動しています。

HPにも作品掲載しています。こちらをご覧くださいね。
bunbunmanabun.wixsite.com

創り出すことが豊かさに。自分の答えを探し続ける。

今回はテキスタイルアーティスト 大野学さんの紹介でした。

  • 作品を作ることが生きる力になると思い制作を続ける。
  • 手作業だからこそできる作品の魅力を作る
  • 周りの人がいるからこそ、自分の作品を見つめなおす機会になる。
  • 自分の幸せは自分で探していく。

自分の思い。美しいと思うものを布を使って表現する。

自分を表現すること、そのためには続けていかなければいけないこと。

作品によって出会う人々とのかかわりも含めて、創ることが生きることになっている。

自分の表現を模索しながら新しい作品作りを続けている作家さんです。

こちらのサイトでは大野学さんが蝙蝠(こうもり)をモチーフにした作品を販売もしています。
おすすめなので是非チェックしてみてくださいね!
www.creema.jp

大野学さん 経歴

大野 学
1988 大阪生まれ
2011 京都精華大学芸術学部素材表現学科テキスタイルコース 卒業
2012 KPA-MAKING WORKSHOP2013 京都商工会議所会頭賞
2013 KPA-MAKING WORKSHOP2014 京都商工会議所会頭賞
2013 megamix展 (つくるビル 京都)
2014 個展 「SHIRO KOHMORI」(SEN&GALLERY大阪)
2016 個展「大野 学」展 (Gallery Gallery 京都)
2015/2016「縫」展(Art Spot Korin 京都)
2017/2018「縫」展(GALLERY MARONIE)
2020 大野学 本田昌史 TEXTILE EXHIBITION(ギャラリー恵風)





*1:金箔を巻きつけた糸や、金箔を織り込んで模様を作った布地

着物漫画の魅力【チマちゃんの和箪笥】

f:id:aNone:20200523162057j:plain

着物漫画の魅力【チマちゃんの和箪笥】編

【工芸とアートで未来を創る】aNone sOnoneです。

ぬいぐるみアーティスト目指しながらアートや工芸のブログを書いてます。

今日は最近読んだ着物漫画を紹介します。
タイトルは【チマちゃんの和箪笥(わだんす)】です。

チマちゃんの和箪笥 (マーガレットコミックスDIGITAL)

【今日の疑問】

着物漫画の魅力って?

  • 着物に興味がある。
  • 着物の出てくる漫画が知りたい。
  • 和文化の漫画が読みたい。

以上の人におすすめ

着物を着ている人も、これから始めるひとも

今日は着物漫画について紹介していきます。

全く着物の切れなかった主人公のチマが自己流で浴衣から初めて着物を着れるようになっていくまでの成長を描いたストーリー。

今着物を着ている人は昔の自分を思い出して懐かしむことができる。
これから着物を着たい人は自分と重ねながら着物の魅力を発見していける一冊です。

着物に惹かれるということ

あらすじ
大学生の和久井朝子は面倒くさがり。

子供の頃から洋服選びに悩み、中学は制服で選ぶ必要がなくて楽だったと思い返していました。

毎年変わる流行。来年は着ないだろうなぁと疑問を感じながら周りに流されて洋服を買うことにも違和感を感じていました。

そんなある日、大学で一つのチラシが目に留まります。

和ノ道倶楽部という名の着付け倶楽部でした。

勇気を振り絞って行った倶楽部では、先輩にまず浴衣を着て過ごすようにと冷たくあしらわれます。

気分を悪くした朝子でしたが、おばあちゃんに浴衣を送ってもらい。自由に浴衣を着ることから始めてみました。

自由に浴衣を着て楽しむ魅力を知った朝子は、本当に着物を着たいという気持ちが芽生え、一人で練習してみますが着れません。

日本の民族衣装でありながら上手に着ることもできない悔しさで泣きました。

それと同時に、自分らしく生きたいと目覚めます。

本当に着物が着たいという強い思いを持って再度部室を訪れた朝子。

先輩と部長は朝子にチマという名前をつけて、不思議なことを言います。

朝子さんが この道を望んでいるんじゃなくて
朝子さんの中の童(わらべ)がこの道を望んでいるの
【チマちゃんの和箪笥】14ページより

先輩がつけたチマという名前は朝子の中の童の名前だというのです。

解釈は人それぞれだと思いますが、心の中の和文化に魅力を感じる気持ち。着物にドキドキ、ワクワクする純粋な想いを【童】として表現していると思っています。

自分らしく生きること

この本は1冊で完結しているので短く読みやすく、さらっと読めてしまします。

着物の魅力に目覚た主人公は練習を重ねて、自分で着物が着れるようになります。

毎日を着物で過ごすようになると付き合う友人も変化していきましたが、

自分らしく、幸せな毎日を過ごすようになっていきます。

誰かに流されるのではなく、自分で決めて自分で楽しく生きる。
現代社会の中では、常識とか普通のように自分以外が決めた価値観に縛られていることが多いです。
自分の好きなことを好きと周りに伝えられることの幸せ。
その当たり前がなかなかできない世の中だと感じています。
必ずしも全員と分かり合う必要はないです。
好きな人が好きな人同士で幸せに生きる。
着物はそんな生き方ができる素敵なアイテムだとあらためて考えさせられました。

着物を愛する人におすすめの一冊

このあと主人公は着物にどんどんハマっていき、
いろいろなかかわりを持っていきます。

着物に関わる人たちの悩みや、喜び。主人公の恋模様もありながら

物語は進んでいきます。

チマちゃんの和箪笥 まとめ

  • 主人公が着物を好きになっていく物語
  • 心の中に眠る、和文化に惹かれる気持ちを表現
  • 着物で自分らしく生きれる
  • 着物を中心に進む人間模様


和服になぜこんなにも惹かれるのか。
理由はわからないけれども、着物に魅力を感じてしまう。
そんな気持ちを心の中の【童】と表現していますが、すごくわかる気がします。
着物を着ている人にも、これから着る人にも是非読んでほしい一冊です。

Amazonkindle版を販売しているので気になった方は是非。
途中までの試し読みもできるので↓こちらから覗いてみてね!


チマちゃんの和箪笥 (マーガレットコミックスDIGITAL)